臨時の先生の問題を担任の先生に言うとどうなるのか

考え、気持ち、エピソード

この間、語学学校の担任の先生が休みを取り、2日連続で臨時の先生がやってきました。

マスクをしない先生

臨時の先生は、コロナを甘く見ているタイプの30代後半の女性でした。マスクを顎まで下げたまま話しかけてきたので、初対面なのに、しかも先生に向かってどうかと思いながらも、私はまずマスクを装着してもらえるよう頼みました。そして、窓とドアを開けるよう依頼をし、相手が渋るなか、いつもこの教室ではそうなんですと言って自分を曲げませんでした。

先生も生徒も教室では必ずマスクをするのが学校のルールになっています。

彼女はどうも不織布のマスクが苦手なようで、授業中もマスクを何度もずらしてぜいぜい呼吸してみせました。またどうも気持ちが盛り上がると、マスクを下げて話さないと気持ちが悪いようでした。

さらに、世の中はコロナで騒ぎすぎだと長時間演説をしました。その際に、咳について表現するのに、マスクをずらして咳のジェスチャーをしたりして、私たちを震え上がらせました。

なぜかコロナを甘く見ているタイプの人は、マスクのワイヤーを使わない傾向にあります。彼女はマスクの表面を何度も触るし、髪もいじるし、それなのに紙を配布する前にサニタイザーをまったく使いませんでした。

私はこの先生の動きが気になって、授業が全然頭に入りませんでした。

担任の先生の反応

翌朝授業が始まるまえ、休みから復帰した担任の先生に、臨時の先生に関する感想を聞かれたので、コロナを軽んじているタイプで、マスクをしない、サニタイザーをしないのが辛かったと伝えました。

先生は驚いて、上司に報告すると言いました。先生も私と同じで、コロナを甘くみている人、マスクをちゃんとしない人が大嫌いです。たとえ上司に報告しないにしても、分かりあえて気持ちがすっきりしたと思っていました。

私は休憩時間にコーヒーを買いに出ていましたが、ほかの生徒たちは、授業時間に彼女が演説をして迷惑だったこと、上から目線の圧のある態度などについて、文句を言っていたようです。

その翌日、また担任の先生が休みを取ることを報告し、代理でやってくる臨時の先生が彼女だと言ったら、皆が強いガッカリ感を示しました。

先生は、「彼女がマスクをしないで話していたこと、演説して授業を支配していたこと、全部上司に言っといたから。その上司から、マスクのことをしっかり注意してもらった。そして、授業内容は私が全部組んで、彼女がそれに従うだけにしたから」と言いました。

日本だと先生同士の関係性とかあるから、他の先生に文句を言ってもうやむやになりがちです。でもこの国では、こんな風に、しっかりクレームを対処するんだなというのに驚いた次第です。

追伸)翌日登校したのは、9人中4人でした。私も憂鬱になって初めて学校を休んでしまいました。

クレームで思い出すこと

以前ケンブリッジの全日制語学学校に行っていたときは、イタリア人やスペイン人などの生徒が、先生を変えて欲しいということを学校の教頭先生みたいな人のところに言いにいくのはしょっちゅうでした。

また私のクラスに自分の話をしだすと止まらなくなる生徒がいて、「そのせいで発言する機会が減って辛い」と違うクラスのイタリア人とフランス人に話したら、その人たちから「先生に話しておいたから!」と言われてびっくりしたことがありました。

私もそれなりに強い時がありますが、他国の30代、40代は本当に強いです。

タイトルとURLをコピーしました