料金が高め。安くしようとするとかなり郊外になってしまう(ロンドン)
ホームステイは、シェアハウスに比べて料金が高めです。ロンドンの繁華なエリアであるZone1に語学学校があるとして、Zone2(30分圏内)あたりの家であればかなりの金額に。Zone5くらいになれば手頃感は出てきますが、通学は1時間くらいかかります。
【1人部屋、1週間あたりの金額例】
●食事なし Zone2 200ポンド、Zone5 150ポンド
●朝食のみ Zone2 210ポンド、Zone5 160ポンド
●2食付 Zone2 235ポンド、Zone5 185ポンド
シェアハウスの場合、Zone2ならざっくり週160ポンド、Zone5なら週120ポンドくらいで借りれるので、ホームステイは経験料だと考えるといいでしょう。
そうじ、洗濯が週1回の可能性
そうじはホームステイの家族がやってくれます。洗濯は自分でやる場合とお任せする場合あり。週1回とルールで決められていることが多いようです。週1回の洗濯で間に合わせるなら、多めに服を持っていく必要があります。
家によっては、洗濯機が小さくて、下着は手洗いしていたけれど、それ以外の1週間分の衣類がすべて洗濯機に入らないなんてことも。週1回は結構きついです。
用意してもらうバスタオルは1週間に1枚
バスタオルは週に1枚用意してくれる家が多いのですが。日本人にとって1週間1枚を使い続けるのはきついですよね。自前のバスタオルを使うと、週に1度の洗濯量が増えてしまうというジレンマがあります。
日本の大学の女の子が、バスタオル1枚を使い続けないといけないと着いてから知り、家に帰りたいと泣いていました。。。
ホスピタリティのないビジネスライクな家族だと辛い
イギリスのホームステイは、ビジネスとしてやっている家が多いと聞きます。ホストファミリーとの心温まる交流は期待しない方がいいとは知っていたのですが。
行ってみたら食事は各自という、交流があまりなく、ホームステイの意味がない家がありました。部屋が悪くなかったので、しばらく我慢して滞在したのですが。洗濯は自分でするのですが、生徒は土曜の午前中とルールが決まっていて。それなのに土曜の午前中に洗濯しにいくと、家族が使用中というわけのわからない事態で困るようなこともしばしば。
家族の闇を見つけてしまうことも
一緒に暮らせば、家族の様子が見えてくるもので。たとえば奥さんが、20代の娘には今男の気配がない、私は全部把握しているんだと自信満々に言っていたけれど。娘は奥さんがいない間に男の人を連れ込んで、バスローブ姿でキッチンをウロウロ。あとで「娘さん彼氏いるんですか?」と聞いたら、「いないけど。え?何か見たの?!」とすごく動揺していました。「何も」と答えるしかなかったのですが、また連れ込んだ男の人が彼氏とは限らないのですが、なんだか気の毒でした。
その奥さんは、夫婦ラブラブといった話をよく私にしていたのだけど。ある日食卓で、旦那さんが私に何度か話をふってくれたとき、「あなた、今日やけに口数多いじゃない」とつっかかり。私が部屋に戻ったあとは、喧嘩になったようでした。旦那さんが怒って部屋を出ていくのに「待って!」とすがっているのが私の部屋まで聞こえてきました。
ほかには、セクハラじみたことが他の家族でしたがありまして。
家族以外が加わってひとつ屋根の下に暮らすことは、いろいろ問題になりがちなんだと思いました。
一家の生活リズムやルールに合わせるのは、年を重ねた人ほど辛いかも
若い子であれば柔軟に対応できるかもしれませんが。ひとり暮らしをしてきた人など、急に家族に加わって暮らすのは、日本でもきついと思います。
家族の都合で、夕食の時間帯が定まらない家もちょこちょこあって。何時になるか事前に分かれば、お菓子を食べたりしてその時間までしのげるのですが。そういったことも分からずに対応するのはきつかったです。
家族のだんらんを邪魔してはいけないと感じてしまうことも
たとえば、ふだん家にいない娘や息子が帰省したときなどは特に。早めに食事の席を外した方がよいのではと気遣ったりして、疲れます。家族だけの時間が欲しいだろうと思うので。
キッチンを使えない家がある
ホームステイでは、食事がついていないランチの調理をしてはいけないところが多いようでした。平日であろうと、土日であろうと、ランチのみ外食、テイクアウェイなどしなければならないので、ちょっとでも料理したい人には不向きかも。