短期学生ビザの発行が週15時間以上ということもあって、週15時間、もしくは週21時間のコースがスタンダードな選択肢に入ってくるかと思います。
その両方を経験したうえで、週15時間がベストと感じました。その理由とは?
週21時間の授業例
最初のイギリス留学時に選択したのは週21時間のコースでした。
その前にイタリア留学をしたときは週15時間のコースで、午前中で学校が終わった後は、ひたすら勉強する日もあれば、街を歩きまわったり海で泳いだり料理教室に通ったりと、結構時間に余裕があるように感じていたからです。
気合を入れて英語を上達させるため、それよりはみっちり勉強したいと考えたし、9:30~15:15といったスケジュールは、長時間会社で働いていた自分には余裕だと思いました。
さて、21時間はどんなふうに構成されてるのでしょうか。
月曜から木曜まで90分授業が3コマ。午前2コマ、午後1コマです。そして金曜は午後の授業はなし。
09:30~11:00(90分)
11:00~11:30(休憩30分)
11:30~13:00(90分)
13:00~13:45(休憩45分)
13:45~15:15(90分)
週15時間コースに比べると6時間多いわけですが、それは午後90分の授業4コマ分になります。
午前中は基本的な勉強をし、午後は選択式でIELTSやビジネス英語を学ぶ時間でした。
さてどうだったかというと、午後になるとだるくて集中できず、早く終わって欲しいと思っていました。授業中だけでなく休憩時間にも英語を使っているので、本当の意味での脳の休み時間はないようなものなのです。
こんなに疲れるのは年齢のせいかと思っていましたが、大学生たちに聞いたら、みな同じでした。
会社派遣で学校に来ていた日本人たちは、その後さらに個人レッスンを取っている人がいましたが、相当しんどそうでした。
家に帰るとぐったり。宿題をなんとかやっても、復習がしっかりできない。しかも夕食時はホストファミリーとの会話が楽しいしありがたいけれどきつくもある。
それでも会話の練習をしたくて、週に1度はボランティアで家庭教師をしてくれている女性のもとに学びに行ったり、Language Exchangeの相手2人と会って話したり、学校の仲間と街に遊びにいったり、学校のイベントに夕食後に顔を出したり。
そんな日々でした。
英語への苦手意識はだいぶ薄らぎましたが、しっかり復習したらもっと伸びたはずだと思いました。
週15時間の授業例
週21時間ではしんどいことが分かったので、2回目は週15時間のコースにしました。
週15時間のコースだと、朝、昼、夕方、夜といった選択肢のなかから1日あたり3時間を確保するイメージです。
たとえば朝のコースならこんな感じです。
09:00~10:30(90分)
10:30~10:40(休憩10分)
10:40~12:10(90分)
休憩パターンはさまざまで、もっと小刻みに入る場合もありますが、だいたいこんな感じです。
余裕かと思いますよね。それなのに、これだけでも帰ったら結構ぐったりしています。やはり英語を使うと普段以上に脳を動かしているんです。
クラスメイトの話をきいている限りでは、仕事を持っている人でもそうでない人でも、毎日宿題のほか復習を完璧にやっている人はいません。
私もやろうやろうと思って、いまいちやれていない。そしてテスト前にがんばる感じになってしまっています。
とはいえ、週15時間にして、しっかり復習するのがベストかと思います。新しい単語にも日々出会いますし、それらをモノにしないともったいない。そのうえで外に出て会話の練習をする機会を増やすのがベストかと思います。
友達づくりという意味では、ランチタイムを一緒に過ごすことになる週21時間の方がずっと仲良くなりやすいのは確か。ですが、気の合う人が同じクラスになるかは運に左右されることも多いので。週15時間にして、仲良くするのか、休憩時間を適当にやり過ごすのか、自分で選択できる自由がある方がいいと思っています。