イギリス、とくにロンドンには本当にたくさんの語学学校があります。学校選びでは、学校の特色、コースの特徴、授業料などさまざまな要素について考えるかと思いますが、今回は立地について考えてみましょう。
放課後はどう過ごす?
どうせならZone1にある中心部の語学学校にして、授業の前後に観光したり、買い物したりして過ごしたい、そう考える人は多いでしょう。
ふつうに考えたら、それが一番効率的だと思います。
ところが実際そうする機会はそこまで多くありません。わたし自身の経験と、周りに聞いたり観察したりした結果です。
例えば全日制の学校なら、疲れているから早く家に帰りたいとなることが多いです。
午前中だけのコースなら、一旦家に帰ってごはんを食べる人が多いです。
夕方のコースなら、授業の前に観光しようと思っていても結局しない人が多いです。
なので、一番重視すべきは学校と家の近さ。そのうえで、観光や買い物をすればよいかと思います。
通学の面倒さが出席率を下げる
語学学校も3か月くらいならいいのですが、4か月目くらいになると飽きてくるものです。「飽きるって!?」と思うかもしれませんが、最初に通った全日制の語学学校の先生からも「コース終了は淋しいだろうけど、飽きてきてもいたのでは?皆そうだから」と言われたことがあります。
11か月申込んだ人で後半休みがちになる人を何人もみてきました。そのなかで飽きにプラスして通学の面倒くささが関連していると言っていた人がいました。
学校がZone1にあって、自宅がZone3にあり、地下鉄1回乗り換えで40分以上かかるとなると、「遠い」と感じるようです。(首都圏で通勤となるとこれくらい普通だったりするのですが、私も遠いと思いました)
また3か月コースの申込みで1か月もしないうちに全く来なくなった生徒は、地下鉄3路線乗り継いでくるのがしんどいと言っていました。
そこで、今回は通学から考えた学校と家の立地の良いパターンを提案します。
学校はどこであれ、バスや地下鉄で1本、30分以内
通学は30分以内が鍵です。それ以上だと長く感じてしまいます。
そしてやはり乗り換えなしは断然ラク。地下鉄もいいですが、バスだとずっと安上がりです。
30分以内であれば、学校から一旦帰ってまた遊びに行くというのも、そこまで面倒に思わないかと思います。
学校はZone2、家もZone2で学校から徒歩圏内
家を先に決めてその近くの学校を探したことがありました。
学校に行くにも、帰るにも、歩いて25分くらいでした。良い運動になり、交通費もかかりませんでした。
地下鉄を乗り換えて40分以上かかっていた頃に比べて断然ストレスが少ないと感じていました。
学校はZone1、家もZone1など学校から徒歩圏内
このパターンもやってみました。家はZone1だったり、Zone2でもZone1に近いところだったりするパターンです。
やはり、観光や買い物をするよりも早く家に帰りたいと授業終わりに感じています。
このパターンは、家も学校もZone2パターンよりも家賃が高くつく可能性がありますが、歩くうえでは見るものが多くて楽しいです。
前の部屋は、歩いて30分以内で、バスを使わず往復とも歩けてました。
しかし今片道35分、行きはどうしても地下鉄に乗ってしまうことが続きます。そして帰りは歩いて帰ってくるという。ちなみに地下鉄は乗り換えなしで全部で20分なので、近く感じています。
やはり所要時間が30分以内というのが徒歩通学の境目な気がします。