先日、語学留学がテーマの掲示板をみかけて読んでいたのですが、「コロナによる差別があるから留学を諦めた」といったコメントがありました。
旅行に関するコメントなどでも、「ヨーロッパにはあと10年は行けないのでは?中国人も日本人も区別がつかないだろうし」といった内容を本当によく見かけます。
また少し前に、フランスで「アジア人を見かけたら攻撃しよう」というネットの書き込みがあったという報道がありましたね。
「家族をコロナで亡くしたり、仕事を失った人の恨みは深い」という根拠です。
ただ3か月以上ロンドンに滞在している中で、怖い思いをしたことはありません。周りのアジア人に聞いても同じです。
ただ、9月の上旬に「これは差別なのでは?」と思われることがあったので、姉妹ブログに書いておきますので、よかったら読んでみてください。
語学学校の先生に意見を求めると、「たしかにスケープゴートを求める人はどこにでもいる。たとえばユダヤ人差別があったように。だけど、それはごく一部の話。とくにここロンドンはダイバーシティな街だから、理性的な人がほとんどなのではないか」という答えでした。
そういう意味では、イギリス留学を決行するなら、ロンドンなど人種が混ざった都会の方がいいということはあるのかもしれません。
私自身も周囲の人々にそういった憎悪の感情を向けられるのではないかと心配されるなかの渡英だったのですが、憎悪よりも恐怖の対象に思っていた人の方が多かったのではないかと思います。
というのも、「たしかに春は感染が怖くてアジア人を避けていた」という意見を友人知人から聞いたからです。そしてその後感染が広まると、アジア人も何もなくなったと。
3月にロンドンでタクシーに乗ったイタリア人は、当時感染が広がっている国の人だということでドライバーから嫌がられた経験があったと話していたのも、同じことなのではないかと思うのですが。
それは春だけだったと考えるのはお気楽なのでしょうか。