これまで授業料の高い学校と格安校、計4校でそれぞれ3~5か月ほど学んだ経験から、格安校の良しあしを語りたいと思います。
初めてのイギリス留学は、全日制というのか、午前から午後にかけて授業のある学校でした。授業料は1週間あたり21時間で£275。
2回目以降の留学では、週15時間で£60~130の格安校に行きました。格安校でもブリティッシュ・カウンシル認定校という基準を満たした学校があります。
格安校でもOKな理由
2回目に格安校で勉強し、その後の留学でも格安校を選んだということは、それで問題ないと判断したということ。
格安校の方が先生の質が低いのかもしれないと考えていたのですが、これがそんなことないんですね。想像を超えて熱心な先生はいますし、進行もしっかりしていて、遜色がありません。
むしろ、今習っている格安校の先生は、これまで習ってきたなかでベスト。こんなに文法がしっかりなじんだことはありません。
授業料の高い学校でも、いまいちな先生は何人もいました。とくにフランスやイタリア、ドイツから来た社会人の生徒たちは先生の質について厳しい目でチェックしていて、ランチタイムに話し合ったものです。先生を変えて欲しいと直談判する人もいました。
格安校のデメリット
では安いなり、価格なりだと思わせるものはどこに現れるのでしょうか。そもそも1週間あたりの授業数が違いますが、生徒として感じる、それ以外を見てみたいと思います。
まずクラスの生徒の人数の上限が違います。高い学校は1クラス最大12人まで。
格安校は通常時(コロナ以前)だと、今の学校は14人までとあまり変わりませんが、その前の学校では22人まで受け入れていました。
たしかに1クラス5人くらいまでの少人数なら発言の機会が増えてしっかり見てもらえるのはたしかです。
ただ、文法やリスニングなどは生徒の人数が関係ないし、スピーキングの機会はペアやグループを組まされるので、クラスの人数が増えてもそれほど変わりません。
高い学校には、ヘッドフォンをしてリスニングの練習をするPCルーム、広い図書館、カフェテリア、グラウンド、レクレーションルームなどがありました。安い学校には、あっても休憩室にほんの少し図書コーナーがある程度。
でも実際のところ、リスニングは教室のスピーカーで事足ります。
それより影響があるのはトイレの個数かもしれません。これは結構数の違いがあります。そんなものです。