陽気なゲイのシリア難民 エピソード1

語学学校ネタ
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イギリスの語学学校で、21歳のゲイのシリア難民が同じクラスだった。最初彼がクラスに来た時、ずいぶん快活で、見栄えもするいい子が入ってきたなと思ったのだけど、一瞬だった。

中東の男性全般に言えることだが、すごくお喋り。彼の場合、喋りだすと止まらなくなって、しかも大抵つまらなかったから、クラスのみんなはうんざりしていた。でも、異文化を感じ興味深く思うこともときどきあったのでご紹介。

自分大好き

昔は友達もいなくて、先生にも嫌われていて。それで自信をもてない部分もあったけれど、今は自分の容姿も声も性格も気に入っていると言い切っていた。中学の途中から学校に行けなくなったので、今はイギリスの高校に行こうと英語を勉強中。将来の夢は心理学者。空気が読めないのにポジティブ。

母親からの動画メッセージ

お母さんが喋っている様子を携帯でみせてくれた。「あなたがいつか美しいお嫁さんをもらう日を楽しみにしています」と言っているという。「そんな日一生来ないのに!!」と本人は爆笑していた。

単語のクロスワードをつくるバナナグラムズをやりながら

一緒のチームになって、アルファベットのタイルで単語のクロスワードを組み立てているときに、小声で呼ばれた。クスクス笑いながら、私だけに見えるように手で覆われた部分をみてみたら、「GAY」(ゲイ)とあった。本人はツボだったよう。私も不意をつかれ、二人で笑いが止まらなくなった。

恋愛事情

ネットで知り合った30代半ばのイギリス人のボーイフレンドが間もなくできた。みんなで飲みにいったときは付き合って1~2週間の頃で。ずっと二人でキスをしていて、ずいぶんと熱々だと思っていたのだけど、その夜イギリス人の彼は家に帰ると嘘をついて、違う場所に遊びにいったことが翌日判明。もう信用できないといってあっさり交際を解消していた。ピュア。

買収

授業中、あからさまに皆に嫌な顔をされたとき、一番御しやすいと思ったのか?、私を買収しようとした。みんなの前で私だけに、これあげる!といって渡されたのが、うさちゃんの蛍光ペンだった。

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